草屋根たよりno.36を会員の皆さまにお送りいたしました。
今回はひと月前に開催した草屋根遠足「浜松 大瀧建築と藤森藤森作品」の旅行記となっています。
日帰りの弾丸ツアーでしたがとても充実した旅となりました。
表紙は法人会員である浜松の大瀧建築さまの素敵な打合せスペース兼ショールーム棟です。
今後もこのような企画をしてまいります。
皆さま是非ご一読くださいませ。
草屋根の会事務局 山下
草屋根たよりno.36を会員の皆さまにお送りいたしました。
今回はひと月前に開催した草屋根遠足「浜松 大瀧建築と藤森藤森作品」の旅行記となっています。
日帰りの弾丸ツアーでしたがとても充実した旅となりました。
表紙は法人会員である浜松の大瀧建築さまの素敵な打合せスペース兼ショールーム棟です。
今後もこのような企画をしてまいります。
皆さま是非ご一読くださいませ。
草屋根の会事務局 山下
6月4日の土曜日に草屋根の会の有志でついに行ってきました浜松!
あこがれの大瀧建築さんの草屋根に上げていただき、また隣接するご自宅も見学させていただきました。
きれいな納まりが随所にあって素敵な建築でした。
お昼は大瀧さんお勧めのうなぎ屋さんで大好きな鰻丼と肝串をいただきました。
本場で食べるうなぎは格別でした。
その後、車で1時間ほど移動し、藤森照信氏設計の「秋野不矩美術館」を訪れました。
日本的でもあり西洋的にも見える不思議な造形の建物。
最初は麓に建てる予定が不矩さんの強い希望で山の上に変更されたとのこと。
感動したのが、靴を脱いで作品を鑑賞するところ。
藤森先生曰く、「画伯の絵の汚れのなさと土足は合わない。」
写真右側の銭湯にあるようなかわいい靴箱に靴を入れて展示室に入ります。
インドに魅せられた不矩さんの一連の作品を藤ござや大理石の感触を感じながら鑑賞すると
その場にいるような不思議な感覚になりました。
座ってゆっくり観てもいいし寝そべって心行くまで観ることもできます。
そして最後は、ねむの木子ども美術館へ。
森の中にひっそりと佇む建物は、聖らかで包まれるような温もりを感じました。
建物へのアプローチが素晴らしい。
ねむの木学園の子供たちの緻密な絵画、ダイナミックな絵画を観て驚きました。力をもらいました。
あっという間でしたが、とても充実した遠足となりました。
ご尽力いただいた大瀧建築 大瀧さん、ご家族の皆さまありがとうございました。
また、ご参加くださった草屋根の会の皆さまお疲れさまでした。
お楽しみいただけましたでしょうか。
草屋根の会ではまたこのような企画を立てていきますので、皆さま是非ご参加ください。
今回ご参加が叶わなかった方々、次回はご一緒しましょう。
それでは、ありがとうございました。
草屋根の会事務局 山下
前回の草屋根の研究会にて「都市部に求められる農空間」をテーマに
ご講演いただいた淡路景観園芸学校の新保 奈穂美先生とともに
草屋根で野菜などの栽培を実践されている浅野さまのお宅にお邪魔しました。
浅野さまは計画当初より草屋根での農にこだわられており、
通常は芝生を敷いて土を押さえるところを
大林さんの土(Eソイル)のままでのお引渡しとしていました。
風などで土が飛ばされてしまうのではとの懸念がありましたが
実際はほとんど飛散していないようでたいへん驚きました。
Eソイルは木質繊維から成るため、繊維が絡み合ってがっちり面として屋根を覆っていました。
ご参加いただいた草屋根ユーザーさんも興味津々で見学されていました。
草屋根の「農」を実践されるユーザーさんが今後増えそうです。
草屋根の可能性がさらに広がった素敵な見学会でした。
浅野さま、どうもありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
草屋根の会事務局 山下
草屋根たよりno.35を会員の皆さまにお送りいたしました。
お手元に届いていますでしょうか。
先月オンラインで行われた第34回草屋根の研究会の内容について詳細にリポートしています。
新保 奈穂美先生の講演では
「都市部に求められる農空間」と「草屋根」との可能性を模索する契機になるような
ヒントがたくさん詰まったたいへん有意義なお話を拝聴することができました。
ユーザーズレポートでは藤原さおりさまから
10年前の竣工時と今とでは草屋根に対する周囲の人々の反応が変化し
受け入れやすい環境が整ってきたのではとのお話があり
たいへん興味深く聞かせていただきました。
表紙は藤原さおりさま「五郎右衛門の家」のファサードです。
緑とのシームレスな外観が素敵です。
是非ご一読くださいませ。
草屋根の会事務局 山下
今日は、菜の花が満開の草屋根日より。
引渡済みにて施主の自主施工の予定が、地元工務店のオカダ総建木材の岡田さん、長野県から見学に来られた菱田工務店の田島さんや田中松壽園の田中さんなど、皆さんに応援いただいてあっという間に完成。
皆様どうもありがとうございました。
yuri
皆さまこんにちは。
まだまだ日中は暑いですが、その中でも時々そよ風が吹き抜けたりして
少し秋を感じるようになりました。
いかがお過ごしでしょうか。
昨日9/21(火)に大阪は高槻市の現場にて、草屋根施工現場勉強会を開催いたしました。
アドバイザー・法人・学生・個人会員限定の勉強会でしたが、多くの方にご参加いただきました。
遠いところでは鹿児島から新規ご入会の工務店さんがご参加くださり
草屋根に興味を持つ勉強熱心な現役の大学生も2名ご参加くださいました。
草屋根を支持する金物の役割や設置方法について、また灌水装置の配置や水撒きの頻度など説明を行い
草屋根防水については、日豊化学産業の落合さまをお呼びして、軟質FRP防水のご説明を行っていただきました。
幸い天候にも恵まれ、良いコンディションで勉強会を行うことができました。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
施主のご理解があって行うことができる貴重な草屋根施工現場見学会を
ありがたいことに今年は年末にあと2回ほど設けることができそうですので、
ご興味を持たれた方は是非ご参加くださいませ。
また改めてご案内させていただきます。
草屋根の会事務局 山下
2020年11月15日日曜日、風も少なくお天気にも恵まれ、御影公会堂白鶴ホールの窓を全開にして、また、定員400名以上のところ半分以下の席数にして、草屋根の会10周年記念講演会を開催しました。
第1部で、代表前田から「草屋根について」草屋根の四季の写真と22年間で60件の木造傾斜屋根緑化を作らせていただいた例を草屋根の風景や家族の様子などと共にご紹介。大阪府立大学教授で、草屋根の会アドバイザーの山田宏之先生に、その断熱効果について、ご説明いただきました。また、草屋根の会の10年の活動の内容をたどりました。
第2部は、藤森照信先生から「卒業設計」「芝棟」「緑化」の3つのテーマでご講演いただきました。
まず、私たちのリクエストによるご自身の「卒業設計」に触れていただきました。ルドーへのあこがれと、広瀬川の汚染による都市と自然の関係がまずいことになっているという危惧から生まれた提案だということが興味深かったです。
「芝棟」では、縄文時代防火のために屋根を土で覆った竪穴式住居があり、その名残で芝棟が残っているのではないか?と推測されているとのこと。歴史をさかのぼった民家の写真と共にご説明いただきました。茅葺がどんどん減っていっていることを残念がっておられ、私も同感です。
「緑化」をテーマにして、コルビュジェの話、日本で現存する一番古い屋上緑化の下関の秋田商会など歴史をたどって国内外の事例が紹介されたあと、自邸のタンポポハウス、続くニラハウス、ツバキ城、モザイクタイルミュージアム、ラコリーナ近江八幡など、緑化建築の名作を失敗談も含めながらご紹介いただきました。「建築と緑を美的に調和させたい」という先生の執念がこのデザインを生み出しているのだとおもいました。藤森先生の優しいお人柄がそのまま伝わって、和やかで楽しい時間でした。
藤森先生は建築緑化をテーマにしたご講演は初めてだそうで、この講演会の為に、写真を1枚1枚選んでくださったとのこと。本当にありがたく思います。
最後に、会員の相馬美津子さんにより「草屋根の会の提言発表」を行い、みんなで記念写真をとって、和やかな雰囲気の中、無事に閉会しました。
藤森先生、コロナ禍の中、わざわざ神戸まで駆けつけてくださり、本当にありがとうございました!
会場とオンラインにてご参加いただきました300人ほどの方々、ご参加ありがとうございました!
そして、当日の手伝いを快く申し出てくださった約30名の参加者の方々、朝早くからお手伝いいただき、どうもありがとうございました!
1年以上前からこの日のために仕事のあとや休日に手弁当で準備を進めてくれたチームの皆様、無事に終わってほっとしましたね。楽しかったです。お疲れさまでした♡
草屋根の会 代表 前田由利
去る6月22日、梅雨真っ只中ではありましたが
奇跡的な晴天の中、ソーシャルディスタンスを確保しつつ
第11回草屋根の現場見学会が開催されました。
棟に勾配が付く特殊な屋根の棟金物の納め方や
草屋根に適した防水等についてYURI DESIGN 前田より説明させていただき、
軽量土壌については今回施工をご担当いただいた
大林環境技術研究所の大林 久先生にご解説をしていただきました。
草屋根に樹木を植えられたご経験もあるそうです。
この草屋根のお施主さまも興味津々で聞いていらっしゃいました。
(竣工見学会では屋根に木が生えているかも?)
防水層の上の金物敷設状況と、土を敷きつめる工程をリアルタイムで見ていただくことができました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
皆さん、こんにちは。
草屋根たより、2020年の春号が出来上がりました!
この2月の草屋根の研究会でレポートしていただいた、草屋根ユーザー山本さんのお家のレンゲ屋根の写真が表紙を飾ってくれました。
大林環境技術研究所の大林さんのお話もご紹介しています。
裏表紙は、11月15日に予定している草屋根の会10周年記念講演会のご案内もさせていただいています。
会員の方に発送しましたので、楽しみにお待ちくださいね。
yuri
今回の草屋根の研究会は、竣工して2年経った東大阪にある塗料の卸売り販売の倉庫兼事務所「高山商店東大阪営業所」の会議室をお借りして、開催しました。
建物は、屋上からツタが伸びてきてやわらかい表情になってきました!
総会のあと、フレンズ会員で樹木医の福島征二さんから「樹木医の仕事」というテーマでお話を伺いました。保育園の桜の木を元気にしたり、松くい虫によって枯れてしまった松を切ったり。チェンソーの使い方講習や災害の調査など多岐にわたるお仕事。とても興味深く伺いました。
そして、この建物の植栽とそのメンテナンスをしていただいている法人会員の田中松寿園田中武志さん友紀さんご夫妻に施工やメンテナンスのお話を伺い、施主で、ユーザー会員の高山一男社長にも建設の経緯などを伺いました。
それからみんなで屋上を見学させていただきました。
紅葉したアオダモや、きれいに咲いた千日紅など赤がアクセントになった、屋上の秋を楽しみました。
懇親会は、大阪の「かがやきキッチン」で。いつもながら大いに盛り上がりました!
高山さま、福島さま、田中さま、ご参加の皆様、今回もどうもありがとうございました!!
yuri