2月19日、神戸女子大学教育センターで2回目の草屋根の研究会を開催しました。
全国各地からたくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。
第1部は、森山先生によるご講演。
テーマは『ヒートアイランド対策における草屋根・屋上緑化の意味』。
貴重な研究データをもとに、現代の自然環境の実態と今後の課題についてお話いただきました。
現代は、建物が高層化して風通しが悪くなったり、地表の緑がコンクリートなどに変わって熱が淀みやすくなっています。
また、自動車やビル・工場から出される熱も増えてきています。
といって、昔のように全ての建物を低くしてエアコンもなし、自動車は一切使わずというのは、できないのが正直なところです...
現状を受け入れつつ、(もちろん、普段から自然への負荷を減らすように心がけることも、とっても大切ですが)建築的な工夫で暮らしやすい環境にしていくことが、これからの重要な課題だと、改めて考えることができました。
そんな中で草屋根はというと、建物が建っている地表を、屋根にいわば皮膚移植しているようなもの。
経済が発展していっても、持続可能なまちでいられる有効な方法のひとつが草屋根であると、森山先生にお墨付きをいただきました。
第2部は、草屋根ユーザーの加茂様ご夫妻のお話。
加茂様のお家の屋根は、季節ごとにさまざまな植物が育っていて、とってもにぎやかです。
季節やエピソードの写真など、たくさんご紹介いただきました。
虹&ひまわりの写真にはびっくり!
コスモスの通り道は「となりのトトロ」を思い出しました。
森山先生、加茂様のお話は、草屋根だより2011年春号(3月下旬発行予定)で詳しくご紹介します!
その後は懇親会へ。
草屋根会員でTable d’or(ターブルドール)主宰の三好万紀子さんお手製のスイーツを食べながら、しばしご歓談。
草屋根ユーザーさん同士で情報交換したり、専門家の方に質問したり。
次回は6月18日(土)18:00~20:00、西宮のカフェベルグにて行います。
お店の前の川辺ではホタルが見られるかも。
ぜひ、お越しください。